目次
変数について学ぼう
どんなプログラミング言語でも、必ず「変数」という概念が登場します。
PHPでも同様に変数を使用します。変数とは、一言で言えば「さまざまなデータを一時的に入れておくための入れ物」です。
変数の基本的な使い方
変数に格納したデータは以下のように操作できます:
- 自由に取り出す
- 別のデータに置き換える
- 格納したデータを削除する
また、変数はいくつでも作成可能で、どのように使用するかはプログラマーの自由です。
PHPでの変数の使用例
$title = "ララベルハンズオン";
上記のコードでは、変数 $title
に「ララベルハンズオン」という文字列を格納しています。
PHPではドルマーク($
)の後に変数名を記述することで、変数を使用できます。
ポイント: 変数名には、分かりやすい名前を付けましょう。
例: 変数名を見るだけで「どんなデータが入るか」が想像できるのが理想です。
型と変数
C言語などのプログラミング言語では、変数名と一緒に「型」を指定することがあります。
例えば以下のような書き方です:
int count = 5;
このコードは「整数型(int
)の変数 count
に、数値 5
を格納する」という意味です。
PHPでの型指定
PHPでも型を指定して変数を定義しようとすると、以下のようなエラーが発生します。
int $count = 5; // syntax error
エラー内容:
PHP Parse error: syntax error, unexpected variable
残念ながら、PHPでは変数の型を直接指定することはできません。
ただし、関数の引数や戻り値に型を指定することは可能です(後述します)。
補足: 型を指定することで、予期しない不具合を防ぐことができるため、型を明確にすることは非常に重要です。
変数の初期化について
次のコードを見てみましょう:
$empty;
この場合、変数 $empty
には何も格納されていないため、PHPは以下の警告を出します:
Undefined variable $empty
このような警告を防ぐためには、変数を初期化してから使用しましょう。
$empty = "not empty"; // 初期化
変数を使う際に意識するポイント
- 変数名: どんなデータが入るかを想像できる名前にする
- 型の指定: 可能な場合は型を明確にする(PHPでは関数などで可能)
- 初期化: 使用する前に必ず初期化する
まとめ
今回は変数の基本について説明しました。変数はプログラミングの基礎ですが、より深く学ぶべき内容もあります。
次回は、変数に関連するさらに高度な使い方について解説します。お楽しみに!